好きな作家さん
白河三兎さん
2009年、『プールの底に眠る』で第42回メフィスト賞を受賞し、小説家デビュー。2012年、本の雑誌社が刊行した『おすすめ文庫王国2013』で『私を知らないで』がオリジナル文庫大賞ベスト1に選ばれる。文芸評論家の北上次郎は白河三兎を「現代エンターテインメントの最前線をひた走る作家」と評している
2009(平成21)年『プールの底に眠る』でメフィスト賞を受賞しデビュー。2012年『私を知らないで』が『おすすめ文庫王国2013』のオリジナル文庫大賞ベスト1に選ばれ、ベストセラーに。他の著書に『田嶋春にはなりたくない』『無事に返してほしければ』『他に好きな人がいるから』『計画結婚』などがある。
数年前くらいに読んだ「私を知らないで」を
見てハマりました
あまり有名ではないと思いますが、
個人的に好んで読んでいます。
なぜもっと注目が集まらないのかなといつも
思っています。
ネットで探してもあまり白河さんについて書いてあることが
少ないかったのでまとめてみました。
作品
■プールの底に眠る
【ストーリー】
夏の終わり、僕は裏山で「セミ」に出逢った。木の上で首にロープを巻き、自殺しようとしていた少女。彼女は、それでもとても美しかった。陽炎のように儚い1週間の中で、僕は彼女に恋をする。あれから13年……。僕は彼女の思い出をたどっている。「殺人」の罪を背負い、留置場の中で――。誰もが持つ、切なくも愛おしい記憶が鮮やかに蘇る。
初期作品なので粗削りなところもあります
推理小説が苦手な方も読みやすくなっています。
■私を知らないで
【ストーリー】
中2の夏の終わり、転校生の「僕」は不思議な少女と出会った。誰よりも美しい彼女は、なぜか「キヨコ」と呼ばれてクラス中から無視されている。「僕」はキヨコの存在が気になり、あとを尾行するが…。少年時代のひたむきな想いと、ままならない「僕」の現在。そして、向日葵のように強くしなやかな少女が、心に抱えた秘密とは―。メフィスト賞受賞の著者による書き下ろし。心に刺さる、青春の物語。
白河さんの作品で一番好きな作品です
読み終わるのも早く、
気づいたら読み終わっていました。
■角のないケシゴムは嘘を消せない
【ストーリー】
離婚届に判を押しアパートに帰りひとりで「離婚式」を敢行中、突然空気の塊が横切る。男は姿の見えない人の形を手のひらで確認し「暇なら飲まないか」と誘い、二人は意気投合する。透明で姿の見えない女は、大きな「組合」に自分が追われていると告げ、二人の奇妙な同棲生活が始まる。一行先も予測不可能、「せつなさの魔術師」による傑作ファンタジック・ラブストーリー。
■冬の朝、そっと担任を突き落とす
【ストーリー】
校舎の窓から飛び降りた担任教師。遺書は無かったが、自殺の原因はこのクラスの全員が知っている。それぞれの思惑が渦巻き、秘密と後悔を胸の内に抱えながらも奇妙な平穏が続く理系特進クラス。ひとりの転校生の出現によって、教室の贖罪がいま始まる―。すれ違いの連続が生む悪意なき残酷さ、章を追うごとに明らかになる真実。痛みを越えて成長する高校生たちの罪と贖罪の物語。
白河さんの最近の作品です
購入しようと思ったら書店になかったので
探しています、amazonで買った方が早いのですが…
こちらにも田島春さんが登場します
内容は章ごとにスポットライトが当たる人物が変わるので
人物を把握するのが大変ですが、人は意図せず自分の
正義感・価値観を他人に押し付けて人を判断しています
その間違えを教えてくれる作品です
人それぞれに価値観や考え方環境があります
相手のことを考えることを教えてくれます。
■田嶋春にはなりたくない
【ストーリー】
田嶋春、通称タージ。サークルの新入生歓迎会で未成年者の飲酒を許さず学生証の提示を求めるような、鬱陶しく、空気読めない、まさに正論モンスター。近付きたくないけど、目が離せない。だって彼女は誰よりも正しく、公平で、そして優しいから。キャンパスに巻き起こる日常の謎を、超人的な観察眼で鮮やかに解き明かす彼女に、翻弄され、笑わされ、そして泣かされる青春ミステリ。
田島春さんのキャラクターに惹かれます
実際にそばにいたら少し考えてしまいますが…
■総理大臣暗殺クラブ
【ストーリー】
自分の名前にコンプレックスを持つ茂子は、愛してやまない妹の三重子が高校で作った“政治部”に入部する。あることがきっかけで、本気で総理大臣暗殺を企てる三重子に危うさを感じ、暴走を選止すべく彼女を監視するためだ。生徒会長選挙、体育祭、文化祭…各イベントに絡む謎を、変わり者ばかりの政治部のメンバーとともに次々と解決していく茂子だったが…!?楽しく切ない青春ミステリ。
■自分の名前にコンプレックスを持つ茂子は、愛してやまない妹の三重子が高校で作った“政治部”に入部する。あることがきっかけで、本気で総理大臣暗殺を企てる三重子に危うさを感じ、暴走を選止すべく彼女を監視するためだ。生徒会長選挙、体育祭、文化祭…各イベントに絡む謎を、変わり者ばかりの政治部のメンバーとともに次々と解決していく茂子だったが…!?楽しく切ない青春ミステリ。
■もしもし、還る。
【ストーリー】
異様な暑さに目を覚ますと、「僕」は砂漠にいた。そこへ突如降ってきたのは、ごくごくありふれた電話ボックスだった。―いったいなぜ?混乱したまま電話ボックスに入り、助けを求めて119番に電話をかける。だが、そこで手にした真実はあまりにも不可解で…。過去と現在が交錯する悪夢のような世界から、「僕」は無事に生還することができるのか。
■無事に返してほしければ
■ストーリー
死んだはずの長男を誘拐したという一本の電話が、平穏なはずだった一家に波紋を投げかける。あの子は自分の子なのか? 妻は不倫していたのか? 俺が殺してしまったのだろうか? あの日、川に行かなければ……。疑惑と後悔が渦巻く中、警察が待機している自宅から、長女までもが連れ去られてしまった! やがて事件は思ってもみなかった展開を迎える。 「STORY BOX」連載時から話題沸騰。青春ミステリーの白河三兎が挑む、まさに予測不能、反転しながら、誘拐が誘拐を呼ぶ連作ミステリー!
小説で久しぶりに衝撃を受けた作品です
構成のうまさで続きが気になってしょうがなくなります
ミステリーとしてもすごく予想外に展開になります
また人間関係・親子関係についてや人間の悪意についてまでも考えてしまう作品です。
1回ハマってしまうとおそらく
白河さんの世界観に魅了されてしまうと思います
なかなかいない作風なので、貴重な存在です。
■君のために今は回る
・ストーリー
わたしが観覧車の幽霊になって随分時間が経ちました。この観覧車には変わった人がいっぱい乗ってきます。盗聴魔、超能力を持つ占い師、自信喪失した女記者、ゴンドラでお見合いをする美人医師……みんな必死にくるくる生きてる。だから今、わたしは人を思う力を信じてる。そうしたらいつかもう一度、あなたに逢えるかな?これはすれ違う人々の人生と運命を乗せて、回り続ける観覧車の物語――。
新品価格 |
コメント